情報化社会の犠牲者

全日本女子バレー昨日のブラジル戦も含めて、世界バレーがえらく熱かったのだけど、見事32年ぶりにメダル獲得という偉業を成し遂げたわけで、日本の婦女子も随分とたくましくなったものだなあと思わず感心してしまった。インドアバレーはやっぱりスポーツとしてビーチバレーよりはよっぽど面白い。インドアバレーを水着でやったら、世界最強の人気スポーツになるのは間違いないのだと思う。

ところで、昨日のブラジル戦の第2セットにて、行き詰まる攻防を35-33で日本が制し、セットカウント2-0とした際に、ふと時計に目をやると20時30分。番組放送時間は20時54分までであり、最大延長でも30分であれば、残り3セットを取られることは時間的に無いだろうから、こいつは日本の勝ちだな!と、すこぶる賢いボクは、日本の決勝進出をいち早く確信していたのだけど、第4セットをダイジェスト版にするというウンコTBSのウンコ編集に見事騙され、結果的にフルセットでブラジルに惜敗。実に悔しい思いをしたのだった。

そんな昨日の教訓から、もう放送時間から結果を勘ぐるのは止めにしようと固く心に誓い、ボクは本日の放送を見ていたのだけど、CMの途中にふとYAHOOのトピックスを見てみると、「世界バレーの結果」という怪しい見出しが。なんだこれ?と思い何気なくクリックしてみたら、日本銅メダル!って堂々と書いた記事が掲載されていたのだった。テレビ放送しているのは知っているのだろうし、放送終了するまでこんな記事は掲載しなくていいものを、速報性の観点が明らかに間違っている。当然、途中で結果を知ってしまったので、その後の白熱した試合展開にも驚くほど平静。フルセットの末銅メダルを獲得したときの選手たちの喜びにも、いまいち感情移入することが出来なかった。

生放送じゃないってのは、スポーツの醍醐味を半減してしまっているなと思ったのと同時に、ボクとしては実に残尿感の残る世界バレーの第3位決定戦となったのだった。